2018年1月22日の関東大雪をきっかけに、浜松首都機能移転について考えた

雪景色

2018年1月22日の関東大雪を見て思ったのは、2014年2月14日~16日と変わらないなーということ。

気象庁と国交省が緊急発表で外出をできるだけ控えるよう促したのに雪を想定していない交通機関を動かしたり、ノーマルタイヤで雪道を走ればトラブルも増えますよね。
東京は雪に弱いのではなく、雪への備えがないのに無茶をしている印象でした。

これは他人事だから言えることで、僕が東京にいたとしたら、自分だけは大丈夫だろうと同じくことをしていたろうと思います。

それはさておき、ある面白つぶやきをきっかけに、首都機能移転について考えてみました。

ツイッターより

 

 

 

知らなかったんですが、昔そんな計画があったんですね

1960年に磯村英一らが富士山への新都建設構想をぶち上げ、その後に建設大臣だった河野一郎が浜名湖畔(三遠南信の一角)への首都機能移転を検討していたが、河野の急死とともに首都機能移転は雲散霧消した。

Wikipedia

(東海大地震前の危険が予測される前)

当然ながらツッコミが

あ、これじゃない。

同じ静岡でも浜松ー富士山は、富士山ー東京間より距離があるのです(後述)。

これ

南海トラフ・東海大地震が問題なので静岡県が候補になることはありませんが、ネタとして面白かったということで。

南海トラフ・東海大地震さえなければ、浜松・遠州は意外といい首都候補地だったのではないでしょうか。

東京ー富士山ー浜松の距離は?

先のツイートでも出てきたように、東京ー富士山よりも、富士山ー浜松間の方が距離があります。
実際に地図で計ってみても分かりますが、ここでは計測サイトを利用して調べてみます。

富士山頂には住所がない

さて、富士山が爆発すると想定するなら火口付近からの距離を測りたいところですが、富士山頂には住所がない。
というわけで、比較的近い裾野市の住所のある場所を用いることにします。

富士山頂は山梨県・静岡県のどちらに属するかが決着していないため住所がありません。

そして8合目以上は富士山本宮浅間大社の浅間大社の私有地となっています。

計測地点

浜松市役所
〒430-8652 静岡県浜松市中区中区元城町103-2

国会議事堂
〒100-0014 東京都千代田区永田町一丁目7番1号

距離測定サイトで東京ー富士山ー浜松の距離を計測

東京国会議事堂 浜松市役所
212.989 km

東京(国会議事堂) 富士山(最寄り住所 静岡県裾野市須山)
97.473 km

浜松市役所 ー 富士山(最寄り住所 静岡県裾野市須山)
115.918 km

東京から富士山は98km、浜松から富士山は116km。

晴れた日は江戸から富士山が見えたそうですから、東京から距離はないんです。
しかも風向きからすると、噴火の影響は東京のほうが大きいと来ている。

浜松のほうがいいのでは。

進まぬ首都機能移転

改めて首都機能移転について調べたのですが、実際に動き出しているのは消費者庁が消費生活センターが国民生活センターの移転を本格的にすることと、文化庁が皇室の京都への移転を決めたことくらい。
国会や主要官庁については議論すら進んでいないようです。

一番の問題は費用ですが、政府の防災ページをみるとそんなこと言ってる場合じゃないだろうとなるはずなんですけど。

死者・行方不明者数住宅全壊戸数
南海トラフ巨大地震約32.3万人※1約238.6万棟※2
(東日本大震災の約20倍)
首都直下地震約2.3万人※2約61万棟※2
(東日本大震災の約5倍)
(参考)
東日本大震災
22,118人※312万1,768棟※3

※南海トラフ巨大地震は平成25年3月時点のもの、首都直下地震は平成25年12月時点のもの。

地震だけでなく富士山噴火のリスクもあります。
噴火した場合の廃は偏西風に乗って東京に降り注ぐ事になります。

『プレジデント』2003/6/30号 p.19.  情報スクランブル 判断意見

富士山の噴火対策こそ、首都圏の経済危機管理である

京都大学大学院 人間・環境学研究科教授 鎌田浩毅
Hiroki  Kamata

富士山は江戸時代に大噴火をした。今から三〇〇年ほど前の一七〇七年、大量の火山灰が富士山の東に降り積もった。横浜で十センチメートル、江戸では五センチメートルの厚さになった。火山灰は十日以上も降りつづき、昼間でもうす暗くなった。

今、富士山が噴火したら、江戸時代とは比べものにならない大被害が出る。富士山の風下にあたる東側には、東京や横浜など政治経済の中心地がある。ハイテクの高度情報都市は、火山灰に最も弱い。細かい火山灰がコンピュータに入り込み、密やかにダウンさせてしまうからだ。

何十日も舞い上がって消えない火山灰は、通信・運輸を含む都市機能に大混乱をもたらす。目の痛みや気管支喘息を起こす人も続出するだろう。首都圏の医療費が一気に増大する可能性もある。

火山灰は航空機にとっても大敵だ。上空高く舞い上がった火山灰は、偏西風に乗ってはるか東へ飛来する。羽田空港はもとより、成田空港までもが使用不能となるだろう。

一方、富士山の近くでは、噴出物による直接の被害が予想される。富士山のすぐ南には、東海道新幹線と東名高速道路が走っている。溶岩流や土石流が、静岡県側に流れ出せば、これらが寸断される恐れがある。首都圏を結ぶ大動脈が何日も止まれば、経済的にも甚大な影響が出る。

http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/PresidentFujisan.htm

 

移転議論が進まぬ理由としては、本格的な議論は東京オリンピックが終わって建設需要が減ってから、と考えているのかもしれません。どのみち建設の人出が足りないでしょうから。

 

災害地震予想

それにしても太平洋側はどこもかしこもリスクが高い。
雪の影響が少なく、できるだけ本州真ん中寄りで地震リスクが小さいのは岡山くらいしかないんじゃ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.