うなぎ絶滅の危機?うなぎの現状を知ることができるリンク集

絶滅危惧種に分類されているニホンウナギの現状について理解を深められるサイトへのリンクをまとめました。

レッドリストに載って危機的状況になった原因・理由から、資源保全への取り組みまで一通り網羅してあります。

ウナギはワシントン条約による輸出入禁止措置も行われていません。
国内でも管理されていますし、完全養殖も数年後には可能になる見込みです。

絶滅を回避するために食べる・食べない、土用の丑の日のウナギは控える・控えないといったの選択の一助になればと思います。

別のページのデータや引用の際にはリンクを貼っていますが、ここも見て欲しいと思うページも加えてあるので、もっと知りたいと思われた方はぜひ訪れてください。

データを確認できるサイト

水産庁

ウナギに関する情報

水産庁のウナギ情報をあつめたページ。

順序がバラバラなので分かりにくいですが、2013年からのうなぎ危機への対応を追うことができます。

現状の詳細なレポートやデータ、施策、エクセルデータやグラフもまとめて掲載されています。

参考 ウナギに関する情報水産庁

 

東京都の卸売市場市場統計

東京都の卸売市場の取扱量や値段などが調べられます。

東京都中央卸売市場-統計情報検索

現状を理解するための情報

うなぎ未来会議

うなぎ未来会議レポート(修正版)には、専門家による議論がまとめられています。

うなぎの生態から密漁の状況まで、分かりやすく解説されています。

ウナギ増がえているのか減っているのかを断言することはできないものの、1970年よりは減っているだろうと結論づけています。

結論が欲しい人には若干まどろっこしいかもしれませんが、現状の理解には最適なレポートです。

 うなぎ未来会議2016

 

海部健三先生によるウナギの現状レポート

中央大学の海部健三さんによるウナギの現状レポート

うなぎ未来会議レポートよりも個別の情報を詳しく解説してあるので、さらに知りたいのなら是非ご一読を。

とくに「違法な漁獲と流通」(密漁)について詳しく書かれているので必読です。

国内で採捕されたシラスウナギについては、その半分程度、2015年漁期については6割以上が、密漁や無報告の漁獲です。密漁と無報告の漁獲は、どちらも法律に違反する行為です。

中央大学のウナギ保全研究ユニットのページには、新しい情報も加えられています。

参考 ウナギレポートウナギレポート:海部健三さん

 

WWFジャパン(世界保護基金)

うなぎのタイトル検索結果

海外をふくめ、ウナギをとりまく状況が分かります。

記事一つ一つは情報がまとまっていて分かりやすいものの、記事をまとめたページやページ間リンクがないために調べづらい。

「うなぎ」のタイトル検索結果からたどると全体像が把握しやすくなる。

参考 うなぎのタイトル検索結果WWFジャパン

pickup

皆さんは「密輸組織の摘発」と聞くと何を思い浮かべますか?

武器や薬物? 金や宝石? どれも映画やドラマなど遠い世界の話に聞こえます。

ところが先日、「ウナギの密輸組織を摘発した」というニュースが飛び込んできました。

ギリシャとスペインの当局が、欧州警察機構(ユーロポール)と欧州司法機構(ユーロジャスト)の協力のもと、ヨーロッパから中国へウナギを密輸する組織を摘発。

計17人を逮捕し、ウナギの稚魚(シラスウナギ)約2トンを押収した、と発表したのです。

密輸組織を摘発!その密輸品は…ウナギ?|スタッフブログ|WWFジャパン

 

pickup

ヨーロッパに生息するヨーロッパウナギはIUCNレッドリストにCR(近絶滅種)として掲載されており、資源状態が非常に悪化しているとして、イギリスでもさまざまな保全の取り組みが進められています。

海から川にやってくるウナギにとっての脅威の一つは、水門や堰があって川に遡上できなくなること。

今回見に行った川では、堰堤に設けられた魚道を上ってきたウナギをすぐ上流に移すということが行なわれています。

この日は約50匹のウナギが無事に上流に移されました!

この活動を2日に一度という頻度で行なっているというのですから驚きです。

環境庁の職員をはじめ、イギリスでウナギを大切に守っていこうと活動を続ける人たちの熱意が伝わってきました。

イギリスでのウナギ保全の取り組み|スタッフブログ|WWFジャパン

鰻漁と養鰻が具体的に理解できるサイト

シラスウナギ漁とは? THE PAGE

シラスウナギ漁を取材した記事

相場によるが、高い時は1キロ当たり50万円から70万円もの値で取引され、白いダイヤとも称されるシラスウナギの漁には県の許可証が必要だ。許可証は地域ごとにあるシラスウナギの採捕組合に入っている者に限り与えられる。

“白いダイヤ” シラスウナギ漁はどんな漁か

 

鰻完全養殖が商業ベースに乗らない理由 THE PAGE

2010年の「水産総合研究センター」によるウナギの完全養殖の実験に成功からはや7年。
養殖そのものはできるようになったものの、生産コストの低廉化と量産化の二つの課題が立ちはだかる。

 しかし現在、完全養殖のウナギはまだ市場にでまわっていない。一体、どうなっているのだろうか。同センター増養殖研究所資源生産部の桑田博部長は、こう説明する。「6年も経っているのに何をしているのか、とお叱りを受けることもあるが、ウナギの研究は結果が得られるまで時間がかかるのです」。

同研究所では、シラスウナギを大量に育てる技術の研究に取り組んでいるが、桑田部長によると、ウナギは卵から稚魚に育つまで半年から1年半もかかる。ちなみに、すでに養殖技術が確立されているマダイだと、卵のふ化から大体1〜2か月で稚魚に育つという。

ウナギ完全養殖の実験成功から6年、いまだ市場に出回らない理由とは

 

2014年

プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

漁獲規制ができない現状を憂えるべき

世界の大規模ウナギ資源は、我々日本人が、あらかた食べ尽くしてしまいました。「国産が無くなれば、輸入すればいい」というこれまでのやり方は、すでに破綻しています。ヨーロッパウナギを食べ尽くしたときのようなペースでウナギを食べ続けることは不可能です。安売りできるウナギは、どこにも存在しないので、10年前のような安い値段に戻ることはあり得ません。天然ウナギに頼らない完全養殖は、実用段階ではありません。今後は、危機的な状況にあるニホンウナギを利用するしか選択肢がないのです。

「うなぎ」はこのまま超高級品になってしまうのか

 

東京海洋大学准教授「勝川 俊雄(かつかわ としお)」さんの2014年のつぶやきまとめ

勝川 俊雄先生のウナギ関連のつぶやき – Togetter

 

日本経済新聞

ニホンウナギ、絶滅危惧種に指定
2014/6/12付

【ジュネーブ=原克彦】世界の科学者らで組織する国際自然保護連合(IUCN、スイス)は12日、絶滅の恐れがある野生生物を指定する最新版の「レッドリスト」にニホンウナギを加えたと発表した。法的な拘束力はないが、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約が保護対策の参考にしている。資源量が回復しなければ輸出入が規制され、取引価格の上昇を招く可能性もある。

日本経済新聞

 

食べていいのか悪いのか

食べていいのか悪いのかは個々の判断で構わないでしょう。

専門家でも結論づけることはできていませんし、食べるのをやめたら回復するのかも分かりません。

絶滅危惧種だからといってすぐに絶滅するとも限らず、環境の変化で増えることもありうる。

河川の護岸の影響であれば、対策は河川の環境を変えることしかありません。
あるいは増えてきたクジラ類がシラスウナギやレプトケファルス(ウナギの幼魚)を食べてるのかもしれません。

さんま、さば、いわし、するめいか、にしんなど漁業の対象魚を想像以上にたくさん食べていることがわかってきました
水産庁/想像以上に大量の魚を消費している鯨類

そういった別の要因が関係しているとしたら、ヒトがうなぎを食べるのを減らしても結果を先延ばしするだけで、効果が薄いかもしれません。

危機的状況ではありますが人知の及ばないところもあるので、できるだけ保全に努める以外にないです。

いつになるかは分かりませんが、完全養殖ができるようになるまでは個人的には控えます。
だけど食べたい人は食べたって別にいいんじゃない?と思います。

2018年の土用の丑の日は7月20日と8月1日。

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