都道府県別ウナギ生産量

知ってる人は知っている。けれど意外と知らない人もいるのが、浜松がうなぎの「産地」としてはかなり小さくなっていること。

浜松はうなぎの一大消費地であり、うなぎ料理が特産品ですが、生産地としては1982年に首位の座を降りてから、大幅にシェアを落としています。かつては国内7割以上の生産シェアを誇っていましたが、現在は静岡県全体でも1割に満たない程度です。

現在の養殖ウナギ生産量1位は鹿児島。2位は愛知、3位が宮崎と続き、静岡は4位に位置しています。

グラフの表示にちょっと時間がかかります

静岡県は4位ではあるのですが、シェア全体をみると、鹿児島・愛知・宮崎の3県で8割以上のシェアを占めており、静岡は残りの半分程度。円グラフで見るとはっきりしています。

浜名湖のうなぎはブランドとして確立しているため、シェアによるイメージの影響を受けにくいのかもしれません。

 

うなぎの産地の条件?

うなぎの生態は長い間謎となっていて、ある程度解明されるようになったのは2010年前後のこと。ここ数年で卵から育てて卵を産ませる「完全養殖」の目途が立つようになりましたが、現在でも商業の採算ベースには乗っていません。

現在のうなぎの養殖は「完全養殖」ではなく、うなぎの稚魚である「シラスウナギ」を採ってきて、それを育てて出荷するサイクルのことを指します。したがってシラスウナギがいなければ養殖も成り立ちません。

シラスウナギが採れやすく、温暖で水資源が豊富な場所であれば、産地になりやすいということでもあります。

  • シラスウナギがよく獲れる
  • 水資源が豊富
  • 温暖な気候
  • 養殖池を作る土地がある
  • 餌が確保しやすいこと
うなぎの生息域

ニホンウナギの生息域
国際自然保護連合サイトより

ニホンウナギは日本の広い範囲で生息していますが、シラスウナギは黒潮にのってくるため、黒潮に近い場所が産地となっているようです。

完全養殖が成功すればこういった制約はなくなり、内陸部でも養殖が行えるようになると期待されています。

 

うなぎの県別生産量

 
(単位:トン)

 鹿児島愛 知宮 崎静 岡高 知徳 島三 重熊 本愛 媛福 岡大 分香 川岡山千葉
2008744462723498163259343533327742551792354
2009735873733725183354443535241944361172355
20108199500234251799483431363389443819117
20118451580240901865428361344319433515820
20127184408131111629347311319136352610015
2013574731402840139622922626315435176412
2014683849183167149021627229217943398313
2015800751163315183435739334424338399815
2016799047423255165426730130615744397513
20175822578032621705594369312147434132164
出典:「日本養鰻漁業協同組合連合会」『統計資料』より作成
 
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