静岡と言えばお茶所でして、お茶はたいへんおいしいです。銘柄もたくさんあり、それぞれに味わいがあります。
そして、銘柄ごとに缶・ペットボトルのお茶も多く売られているのですが、どれもすこぶるうまい。
きちんと淹れたお茶はおいしいですが、風味がすぐ落ちてしまうジレンマが。風味が落ちたお茶は、焙烙がわりにフライパンでほうじ茶にしてしまう手はあります。しかし開封したてのおいしさは味わえない。
その点、缶やペットボトルは常に淹れたて状態。しかも冷やしてもおいしく飲めるというメリットがあります。
そこで他の地域の人にも評判がよかったお茶をご紹介。公共交通機関での移動だと大量には持っていけませんが、お土産にもいいです。
茶ピア

茶ピア – JA遠州中央 ボトル缶(490g)、ミニボトル(290g)、190gのショート缶の3種類
JA遠州中央管内(袋井市、磐田市、浜松市天竜区、森町)で栽培され、厳選された茶葉だけを使い、吟味に吟味を重ねてブレンドしたオリジナル茶飲料です。深蒸しならではの本格的な味わいで、スッキリ飲みやすいです。
茶ピア、めちゃくちゃおいしいです。
口に含んだ瞬間に鼻から抜ける香りは淹れたてそのもの。ほのかな苦みと深い味わいが舌に広がります。
缶なのにここまでお茶の旨味が味わえることに感動します。キンキンに冷やそうが温くなっていようが関係なく旨い。
茶ピア缶を土産にもらったという遠方の知人が、「すっごくおいしかった」とわざわざ報告してきたほど。催促も兼ねていたのかもしれませんが、通販があることを伝えておきました(`・ω・´)
茶ピア缶、おいしくてお勧めなのですが、売っている場所が少ないのが難点。JA遠州の店舗(販売所)(浜松は天竜が入っているものの、基本的に浜松より東)でしか買えません。最近はごく一部のコンビニでも扱っているようです。
浜松駅周辺なら駅の東側高架下(アクトシティ南)にあるセブンの飲料水コーナーに並んでいます。
通販はFAXか電話のみ。茶ピア通販ページにある「お手軽」の商品案内をご覧ください。
浜松駅東側のセブンでは茶ピアの他、JA三ケ日の「三ヶ日みかんサイダー」も売っています。スパークリングなのに果肉が沈殿する珍しい商品ですが、ミカンでない甘みが勝っていて個人的にはあまりお勧めはしません。
藤枝かおり

藤枝かおり – 藤枝市茶振興協議会
名前の通り藤枝市のお茶。地理的には遠州ではなく駿河ですが、特徴があるので。
ハーブティーのような香りのお茶です。臭いだけだとジャスミンティー?と思いますが、それもそのはず。
ブドウやジャスミンの香りの元であるアントラニル酸メチルをもつ、印雑131という種を掛け合わせているそうです。
個人的には、味がはっきりせず(形容しづらい)、鼻から抜けるときの匂いもつかみどころのないハーブ系の飲み物は苦手なのですが、藤枝かおりはお茶の味わいが感じられます。ハーブティーっぽいのにハーブティーではないという不思議さがあります。
洋菓子に合うとされていますが、基本的に女性向けですね。
印雑131による育種はは他にもあり、「そうふう」は同じくジャスミンのような香りがします。
紅茶の「藤枝くれは」、藤枝の厳選されたお茶をブレンドした「藤枝めぐみ」を合わせて、藤枝茶三姉妹と銘打たれています。
東海道お茶じまん

東海道お茶じまん – JR東海パッセンジャーズ
JR東海の子会社、JR東海パッセンジャーズが作っているペットボトルのお茶。車内販売や駅構内の自販機、売店でしか見たことがない。
抹茶粉末が入っていて、しっかりした苦みと甘みとコクがあって、ふつうにおいしいです。のど越しがひっかかる感じがするので、ちょっと飲みづらいところがあります。
配合しているお茶の産地の割合も書かれています。
静岡茶70%
日本一の茶葉生産量を誇る茶処、静岡。まろやかなコクの深蒸し茶と強火煎茶に仕上げた中蒸し茶、2種類の茶葉を使用しています。伊勢茶20%
日本を代表するかぶせ茶の産地として有名な伊勢。口に含めば、その柔らかな茶葉の持つ旨みと甘いかぶせ香が広がります。西尾茶10%
臼挽きで抹茶に仕上げられる前の碾茶は、日本有数の抹茶処である西尾産を使用しています。奥深い甘みと味わいが特長です。
※碾茶:茶葉を揉まず、そのまま乾燥させた抹茶の原料となるお茶のこと。※上記は緑茶に占める割合です。
宇治抹茶入り
古き良き伝統を継承する宇治茶「宇治抹茶」。
上品でふくよかな甘みと旨みが特長です。
抹茶の味をお愉しみいただけますよう、よく振ってからお飲みください。
ホームの自販機で買えるので、お土産を買い忘れた時にとりあえずということもできます。お茶好きな人には喜ばれます。問題は重くてかさばること。
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